フェデラーのインタビュー@WB08開幕前夜
フェデラーの大会前のインタビューです。WOWOWの方にも出てたので、もうちょっと早くチェックすればよかったんだけど、せっかくやったので出します。
訳してる間に初戦が終わっちゃいましたが、実は、ウィンブルドンではロジャーがすごく心配だった私。インタビューとかニュースのコメントもほとんど出てないし、どんな具合なんだろう???とドキドキしてました。
もちろんインタビューを読んでも本心がどうかは分からないですが、落ち着いて自信ありげに話してるのを見てちょっと安心。今日はハーバティに快勝でさらに安心しました。よいウィンブルドンになりますように。(祈)
R. Federer - 22 June (長いので半分ぐらいの抜粋)
Q:今年のウィンブルドンではこれまでのところ、とても静かにしてますね。誰がどうするとかしないとかの推論にうんざりした?それとも他に理由があるんですか?
F:いや、いつもより少しインタビューを減らしただけだよ。君たちが言ってるのはそういうことだよね?
つまり、これはただ・・・来年はまた多少増やすかもしれないけど、今年は、これが僕が望んでるやり方なんだ。
全仏の前も同じようにした。単に、もうこういうことにあまり多くの時間を使いたくないんだ。
増やす時も来るだろうけど、今は僕はこれで満足だよ。
Q:今と去年の今ごろを比べて、自分のゲームをどう思いますか?
F:そうだね、今はまたよくなってるよ。今年の初めは、言ったように、少し鈍く感じた。病気でちょっと困惑してたよ。
でも今は、去年と同じぐらいいい感じだ。1年が過ぎて、たくさんの試合をやってきた。今はいいプレーをしてると感じてる。これはいいことだよ。
Q:今と1年前を比べて、ライバルはどう違ってる?
F:同じ選手たちが上がってきてる。ノバクとラファは言うまでもなく最も大きなチャレンジャーだ。彼らはいいシーズンのスタートを切ったしね。
特にラファは今までのキャリア全体でも最高のスタートだったと思うよ。クレーコートシーズンには彼がいつもやるのと同じことをやって、他の時期もすごく安定してる。
そう、ほとんど同じ顔ぶれだね。この顔ぶれは今年のウィンブルドンの優勝候補でもあると思う。バグダティス、ヒューイット、マレー、ロディック、あとナルバンディアン、こういう選手たちだね。実際、そんなに変わってないと思うよ。
Q:ウィンブルドンではどの程度差が縮まってると感じる?
F:難しい質問だな。芝ではほんの少ししかプレーしないからね。彼らはクイーンズでいい結果を出した。ラファとノバクだけど・・・つまり、彼らも芝で戦えるってことだ。
でも僕にそれを証明して見せる必要はなかったよ。去年もおととしも、その前の年も分かってた。彼らがどれほどいい選手かは分かってるんだ。
今は、彼らがすべてのサーフェイスで戦えるってことがますます分かってきた。たとえば、ダビド・フェレールがRosmalenで優勝したし。これは、たとえば5年前、10年前にはちょっと信じられることじゃなかったよね。今は違うんだ。トップ選手たちはどのサーフェイスでも戦えると僕は感じてるよ。
Q:全仏でラファに負けたことをどれぐらい考えた?
F:正直なところ、そんなに。ああいう負けの方が忘れるのは簡単だよ、たとえば・・・ローマの決勝でラファに負けたのに比べればね。2つのマッチポイントを落としたんだ。こっちの方が消化するのにずっと時間がかかったよ。
全仏は瞬く間に終わった。全仏と同時にクレーコートシーズン全体も終わった。だからただ前を向いてグラスに集中するのは簡単だったよ。クレーに10ヶ月もいるわけじゃないんだ。だからそんなに問題じゃなかった。あれに影響されなくてよかったよ。
Q:この2週間、今年のウィンブルドンではあなたが前より弱くなっているんじゃないかという議論がたくさんありました。ボルグからサンプラスまで、みんながこの話題に参加してましたが、あなたには不快だった?それとも楽しんだり、モチベーションが上がったりした?
F:いや、(そういう話は)聞かなかった。記事も読まなかったし、きみたちとも話さなかったし、君たちが書いたものも読まなかった。つまり、みんな色んなことを言う。どうなのかな。僕は自分がウィンブルドンの有力な優勝候補だと感じてるよ。
今年は僕にとって6連覇を狙う大事な年だ。5回目を取る夢はもう叶った。これは、この先何年も、並ぶのはすごく難しいことだと思う。
ボルグの記録に並べるようになるのに何年かかったのかな。ピートの記録である7冠にも並べるといいと思ってる。それが僕が焦点を合わせてることなんだ。
他の人や選手たちが言うことは、僕にはコントロールできない。でもキャリアを通して、いいことも悪いことも言われるんだ。今はちょっと言い過ぎる人もいる時期なんだろうね。
Q:もし今回勝てば、ここで最大の勝利と言える?
F:もし僕が今年優勝したら?
Q:そう。
F:そう、どうかな。初めてというのがいつでも、一番かけがえのないものだと思うよ。それに、ここが最初のグランドスラム優勝だったしね。去年の優勝も僕にはすごく意味のあるものだった。あの状況で、ラファ相手にウィンブルドンでフルセットで・・・あれを越えるのは難しいね。
でも分からないよね、今年何が起こるかは。今年は更にいいものになるかも。どうだろう。
Q:ラファがクイーンズで優勝すると思った?
F:そうだね、しない理由がある?彼はクレーで信じられないほど波に乗ってた。ここ1、2年は芝でもやれることを証明してる。クイーンズではそこまでいってなかったと思うけどね。1度はたしかリタイアして、1度はいい選手に負けた。よく憶えてないけどね。
僕はラファと芝で2回戦って、彼がどれほど強いか分かってる。結局のところ、驚いてないよ。
Q:何かあって、この1、2ヶ月メディアに対して控え目なアプローチを取ることにしたの?
F:いや、そうじゃない。それよりは、10年やってれば、少し離れたい時もあるってことなんだ。それにずっとたくさんの試合をやってきたから・・・そうだな、クレーコートシーズンか、インディアンウェルズ以来ね。
たくさんの大会に連続して出て、たくさんのインタビューを毎日やってきた。公式記者会見とか、いろいろね。だから、もう十分話してると感じたんだ。もう言うことはないよ。
それに、ウィンブルドンの後あまり休暇を取れないんだ。オリンピックやUSオープンでスケジュールがずっと厳しいからね。だから、自分を守って、シーズンの残りの期間のためにエネルギーをとっておく方法でもあるのかもしれない。
Q:この4、5年に比べて、今シーズンをどう評価する?
F:うーん、そうだな。僕にとって大事な時期が今まさに来てると思うよ。明日からUSオープンまでずっと、ここが今シーズンをきちんと判断する時期になる。いいものになるか、前よりよくないものになるかね。
今のところ、まあまあだよ。年の初めには問題を抱えてた。みんな知ってるやつをね。その後は巻き返して、クレーではまたいいプレーができたと思う。ラファに対しては、もっとうまくやれたらよかったと思うけど、でも負けは負けだ。3セットで負けても5セットで負けても関係ないよ。
それでも3度目の全仏決勝進出を成し遂げたことはとても誇りに思ってる。十分じゃないと思ってる人もいるだろうけどね。でも、とにかく、自分に何ができるのか見るためには、今が僕にとって重要な時期だと思う。ウィンブルドン、USオープン、オリンピック・・・これが僕に要求されてるものなんだ。
Q:ドローについてはどう思う?勝ち進めば、ノバクとラファと戦わなくちゃならないけど。
F:もう準決勝?いいね。(smiling)
そうなればいいと思うよ。言ってる意味、分かるよね。僕は1ラウンドずつ進むんだ。タフなドローだと思うよ。先の見えるドローじゃない。危険な選手が僕の山にうようよしてるんだ。
まず、たとえば2回戦はソダーリンが来る可能性がある。3回戦にも危険な選手がいる。その後はシード選手たちが来て、彼らはみんな芝ですごくいいプレーができるんだ。そして、もちろんいつでもサプライズがあちこちにいる。and then the draw with open up.(?よく分らず)
本当にタフなドローだと思うよ。初戦でガスケやヘンマンと戦った時に似てる。難しいドローだよ。
Q:フェレールやベルダスコといったスペイン人選手が芝の決勝に進出していることについてコメントしてもらえますか?
いいものだよね、彼らはいい選手だよ。クレー・コーターでもスペイン人選手でも、彼らは戦い方を知ってる。彼らがついに芝で少し動きを見せたのはいいね。だって彼らも2、3年前まであまり芝には興味がなかったと思うよ。
スペイン人選手たちの間に精神的な変化を起こしたのはラファだと思う。攻撃的なベースライン・ゲームでいいプレーをすることが可能だってことを彼が証明したんだ。それで今、ラファがやってきたのと同じことをやってる。いいことだよ。
Q:去年の決勝のことをどれぐらい考えた?あれを超えるのは難しいと言いましたね。去年、どれぐらい心に残ってましたか?
F:去年の決勝?
Q:そう。
F:うん、単に思い返すにはいい思い出だよ。壮大な決勝の一部だったことはすばらしいと思う。ラファ相手にあの状況で、5回目のタイトルを狙ってたんだ。完璧な設定だよ。
何にしても今は思い返したりしない。あれから僕は前に進んで、集中するべき他のことがあった。みんな僕のことを喜んでくれてると感じたよ。ビョルン・ボルグがやったのと同じことをやれたんだ。そのあとUSオープンが来て、また優勝できた。マスターズカップでも優勝して、すばらしいシーズンの終わりを飾れた。
あまり考えることはないよ。ただ、本当に誇りに思ってる。
Q:ボルグの名前が出ましたが、彼があなたをNo.3より上にランクしてないのに驚いた?彼はこの大会であなたを3番目にランクしてます。去年、彼はあなたを褒めちぎったのに、驚きませんでしたか?
F:もちろん、そうだね。どれほど速くものごとが変わるかってことだよ。つまり、まあ、それは彼の意見だから。僕は彼の言うことを気にしたりしない。その時彼は顔の下にマイクをつけてて、みんな彼にすごくたくさんのことを聞いたはずだ。批判めいて聞こえる時もあれば、ポジティブに聞こえる時もあるよ。
でも僕にとってはそんなに変わらない。褒められれば嬉しい。そうじゃない時は・・・もっと批判的な時は、ただ忘れて進むだけだよ。だから・・・
うん、僕はそんなに影響されてないよ。
Q:がっかりしてない?
F:がっかりはしてないよ。ただ違うだけだ。でも驚いたよ。そう言えば分かるかな。
Q:あなたは芝ですごく強いですね。特にウィンブルドンでは。ウィンブルドンのための特別な戦略は何だと思いますか?
F:そうだね、もちろん芝でプレーする時はゲームが全く変わる。芝は僕のゲームにすごく有利に働くんだ。僕のムーブメントの能力、防御の方法、ショットの選び方の関係で、すごく有利に働くんだよ。すごく長い間、芝では負けてない。当然、僕の自信はすごく、すごく高いところにある。
それに、他の選手たちが真剣に僕に挑んできてる。これは僕のやる気を引き出すだけだ。今年は面白いウィンブルドンになるはずだよ。




コメント
長い翻訳ありがとうございます!!
初戦を終えて読ませて頂きましたが、「なるほど!」が一杯でした。
Hrbatyとの試合はいつも「GSは初戦突破が一番難しい」というのに最初から二人とも笑顔で、エキシビみたいだったし、紙芝居ストリーミングででよく分からないでカルロス・ラモスさんの言葉を聴いていたら、最後に仲良く一緒に休憩取ってて、「Rogerはやっぱり王様ね!」とこっちがホッコリしてました。
モンフィスが欠場となりニシコリくんRogerが3回戦で当たる可能性が高まって浮かれていたのも数時間で消えてしまいました…でも、Rogerにとってはまだ名前が出てこない選手なんですもんね。ソダリンは去年から試合してないからランクが落ちてるだけでシードが付いてないのが可笑しい位だし、もしかしたらRogerにとっての初戦は次のソダリン戦なのかもしれない…と思いました。
HRK at 2008年6月24日 05:14 | 返信
大会前、ロジャーにとって否定的な意見がいつになく多くて、本人、凹んでんじゃないかな~~(特に、ボルグのNo3、そして引退についての発言←これはないよぉぉ~~ボルグさん・・涙)って思い、私も心配してました。でも会見はいつものロジャーって感じで良かったです。
初戦もなんだかお友達と自分の庭のコートでテニスを楽しんでるって感じで、緑の芝で、プレーをするロジャーは、やっぱり美しかった♪二回戦からは、そうもいかなくなるだろうけど、6連覇にむけて1戦1戦、頑張ってほしいな・・・
nannanさんロジャーのインタビュー訳、ありがとうございます。(wowowのより好きです♪)
kako at 2008年6月24日 15:05 | 返信
■HRKさん
>Rogerにとってはまだ名前が出てこない選手なんですもんね
そうなんですよね~
日本では大注目だけど、ロジャーが警戒するほどではないですからね・・・ラファも去年の全仏決勝前に錦織くんと練習したことは憶えてないって言ってたし。(でも今年は覚えてくれたよね!)
ケガがなかったら、ロジャー相手にもいい試合してくれそうだったんだけど・・・残念。次回に期待です。
ソダリンのことは警戒してるみたいですね。
彼もいい時はいいから、コワイです。(でも楽しみ)
■kakoさん
読んでくださってありがとうございます。(*^_^*)
かぶっちゃいましたけど・・・
>ボルグのNo3、そして引退についての発言
私も引退とまで言ってるとは知らなくて、昨日WOWOWで聞いてびっくり・・・(涙)
そりゃ自分は26で引退したかもしれないけど、私はロジャーにはヨレヨレになっても現役続けて欲しいです!がんばれロジャー(涙)
nannan at 2008年6月24日 21:21 | 返信
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