インディアン・ウェルズ優勝後のナダルのインタビュー。
ブログを始めたのが去年のUSオープンシリーズの頃だったので、ナダルの勝利者インタビューは初めてです。うれしい。優勝後のインタビューは誰でもほっとしていい雰囲気ですね。
この優勝で、ナダルの今年のランキングは16位(だったよね)から一気に4位へ。おめでとう。この調子で上海に来られることを祈ってます。
しかし、ナダルの英語分からん・・・かなり憶測で補ってますので、本人の意図と違ってたらすいません。
March 18, 2007
Rafael Nadal
INDIAN WELLS, CALIFORNIA
Q:とても満足でしょうね。この数ヶ月苦労した後でこんな風にハードコートの大会を勝ち抜いたんですから。
N:うん、自分のゲームにとても満足してるよ。タイトルを取れたしね。そうだね、とてもすばらしい週、すごく重要な一週間だった。すごく重要だったんだ。8ヶ月タイトルがなかったのに、大物を取って戻れたんだから。
Q:第1セットを支配した後、第2セットで彼が反撃し始めたのには驚いた?
N:いや、全然。世界でベストの選手の一人を相手にとても難しい決勝をやってると分かってたから。彼はとてもいいプレーをするようになった。だからとてもタフな試合になると思ってたよ。試合が競ってくると、勝つために必死に攻撃するようになるのは普通だよ。
第2セットもすごかったね。僕は少し防衛的になったけど、ジョコビッチはさらに攻撃的になった。特にサーブがよくなって、フォアハンドの攻撃もよかった。だから僕は・・・ええと(スペイン語で)
第2セットでは試合にずっとstayできなくて、ブレイクポイントをしのぐのがすごく重要になった。多分2-1だと思うけど、憶えてないけど、2-1のあと、僕が盛り返してきた。僕はただ自分のテニスをしようとした。第2セットではアグレッシブなテニスをするのが少し難しかったんだ。でも、とても満足だよ。
Q:第1セットは簡単で驚いた?
N:ああ、そうだね、驚いた・・・どうかな。僕はただコートに出てベストのテニスをしようとしたんだ。うん、多分ノヴァクは最初少し緊張してたんじゃないかな。いくつかミスもしてたし。
でも、僕もすごく、すごくよかったよね。ミスもしなかったし・・・ひとつのミスもなくて、とてもいいフォアハンドを打って、すごくアグレッシブにいつもフォアハンドの方向を変えて。とてもうまく試合を始められた。第1セットは信じられなかったよ。
Q:クレイ・コートでは選手たちは走ってスライドしたりしますが、あなたはハードコートでのフットワークにまったく問題がないようですね。それはあなたが取り組んで来たことですか、それとも自然にコートに適応した?
N:うん、動きは僕の一番いいところだよね。普通僕は・・・コートで速いし、いい動きをする。これは大事なんだ。でも一番重要なのは、コートを理解してそのように動くこと。だからクレーでは、少しだけ動いて・・・(スペイン語)少しラインの後ろに下がって、少し余計に分析するんだ。
でもここではライン上にいなくちゃならない。コートの外に出ちゃだめなんだ。僕はいつもそうしようとしてる。そう、多分、だから今週僕はすごくうまくやれたんだよ。
Q:説明するのは難しいと思いますが、8ヵ月決勝に進出できずに、今優勝したことについて、なぜそうなったと思いますか?
N:そうだね、まず、あまり暑くなかったし(? It was not very hot 冗談かな?)・・・うん、勝てないでいる時は、考えてるんだ・・・そう、ひとつタイトルが取れたらって。マスコミはいつも「今何が起こってるんですか?ひとつもタイトルを取ってませんが」って聞く。でも事実は僕は・・・そう、本当に、僕は同じことを言うだけなんだ。だってそれが本当なんだもの。トロントとシンシナティでは僕はひどいプレーをしたけど、その後は、USオープンでQF、マドリッドでQF、上海ではSFに出た。いや、上海の大会は、うん、悪い大会だったけど。僕はすごくひどいテニスをしたけど、SFに出た。それから全豪でもQFだ。優勝はしなかったけどね。でも僕はいつでも、QF、SF、いつでもそこまで行ってた。
少し運がよければ、少し自信が持てるときもある。この8ヶ月が災難だったわけじゃないよ。
Q:でも今はベストのテニスをしていると言いましたね。そう思いますか?
N:うん、もちろんそう思うよ。どうだろう、どの大会でも僕はただ一生懸命・・・毎週、毎日、自分のテニスを探してきて、それが、ある日戻ってきた。それがドバイの前に起こったことなんだ。
ドバイの前の週、マヨルカで練習してて、すばらしい気分だった。すごくよかったんだ。ドバイに戻って、ドバイですごくいい大会がやれた。バグダティスとね。その後ユーズニーに負けた。負けたけど、すごくいい試合だった。あの試合に勝つのに、僕にはあと少し自信が必要だったんだ。
でもドバイでとてもいいテニスができたから、自信をもってここに来ることができた。そしてここで大会を始めた時は、大会の前にも言ったけど、すばらしい気分だった。、僕の最高の時のひとつだったんだ。
Q:ゲームを進化させてる途中でタイトルを取るのは難しい?
N:うん、みんな僕のゲームの変化について言ってるけど、本当は、僕はラファエル・ナダルで、同じなんだ。いつもサーブ・アンド・ボレーをやるようにだって変えられる。今の僕のゲームが僕のゲームなんだ。でも確かに僕はすごく若いから、ゲームを進化させる必要があるよね。
ゲームを進化させるには、フォアハンドをもう少しアグレッシブにして、特にサーブをもう少しよくして、時々はボレーに出て行かなくちゃならない。スライスも少し、バックハンドも少しよくしないと。僕がとても若いから進歩が必要だけど・・・でも僕はそんなに沢山のことを変えてないよ。フォアハンドを少しだけ強く打ったり、もっとアグレッシブに、精神的にもっとアグレッシブになったり、サーブをもう少しアグレッシブにしたりね。
Q:あなたは決してメンタルを失うことがないようですね。ポイントを失ってもすぐに立ち直ってボールに喰らいついていく。今いつも自分自身をコントロールし、メンタルをコントロールできるようになる前に、メンタルを失った時期がありますか?
N:うーん、僕がプレーするのを見たら分かると思うけど、僕はラケットを下ろす・・・じゃなくて(スペイン語で)
モデレータ:絶対にラケットを投げない。
N:絶対にラケットを投げたりしないんだ。ひどいプレーをしてる時もね。ひどい試合でも、そう、そんなの役にたたないもの。もっといいのはいつも集中し続けて自分をコントロールすること。これはとても大切なんだ。
Q:子供の頃もラケットを投げたことはないの?
N:ないよ。子供の頃、ラケットを投げたら叔父にコートから追い出されるんだ。そんなことしたことないけど、やってたらそうなっただろうね。
Q:ここで勝ってさらに自信がついたと思いますか?今後、ロジャーの有力な競争相手になって全仏の他にも大きなタイトルを取るとか、それほどの自信がつきましたか?
N:今は僕はNo.2でロジャーは群を抜いてNo.1だ。それが事実だよ。僕は22(タイトル?)しかないし。(smiling)
今はロジャーは僕の競争相手じゃないよ。だってロジャーは史上最高だもの。だから、もちろん、僕の目標は大会に勝ち続けること、ランキングのトップの位置に留まることだ。でも、今はNo.1になるのはすごく、すごく難しいし、そんなことは考えてないよ。もちろん、今みたいにプレーできれば、もうひとつ大きなタイトルを取ることはできるとは思うけど。
Q:持ち上げた中で一番重いトロフィー?
N:違う違う、バルセロナだよ。バルセロナでトロフィーを見たけど、大きいよ。信じられない。
Q:大きなクジラですね。
N:うん、大変だ。
Q:噛まなかったですね。
N:え?
Q:噛まなかったでしょう。いつも噛むのに・・・噛んだ?
N:うん、噛んだよ。
Q:そう?
N:噛んだ噛んだ。
Q:見逃したな。
N:見逃したんだ。あなたはいつも見逃すね。
Q:タイトルをどうやって祝いますか?トロフィーはどこへ?
N:マイアミの後で祝うつもりなんだ。今はマイアミで大事な大会があるから、ここで勝った自信を持って臨んで、マイアミでもいいプレーを続けられるように努力するよ。
だからマイアミの後で、マイアミで負けたら、このタイトルのお祝いをするよ。他のと同じ場所でね。部屋があるんだ。僕の部屋、僕の寝室、それから家の上の階に部屋があって、時々練習するための小さなジムがあるんだ。そこに・・・(スペイン語)ソファ、テレビ・・・それから・・・
Q:棚?
N:トロフィー用の棚。マスターズシリーズのは全部そこにあるんだ。
Q:ドバイの前にマヨルカでとてもいいプレーが出来るようになったと言いましたが、なぜ?何があったの?
N:分からない。ただ毎週一生懸命やってただけだよ。本当に。いつも一生懸命やってたら、いつか復調していいプレーができる日が来る。テニスが戻ってくるんだ。だって1年もいいプレーができないなんてありえないでしょう。
Q:ロジャーはあなたの競争相手じゃないと言いましたけど、では今は誰が主な相手?
N:僕の相手は・・・僕の目標は、大会の前に、じゃなくてシーズンの前に、僕の目標はマスターズカップだって言ったけど、それは最初のゴールなんだ。そう、去年は、この2年は、ローマの後でマスターズ・カップが決まった。もし今年もそうなれば、目標を変えるつもりだよ。でも今は、それが僕の目標なんだ。
Q:ドバイの前にマヨルカで練習してたのはクレー?
N:ううん。
Q:ハード?
N:そう。
Q:全種類のコートがあるの?ハード、クレイ・・・
N:グラス。
Q:グラスも?
N:いや、クレイとハードとインドア・グラス。人工のね。人工芝。2年前、ウィンブルドンの前にそこで練習してたんだけど、あまりうまくいかなかった。
Q:あなたの部屋で全部のトロフィーを見ながら、自分のゴールはもっと高くあるべきだと思ったりしませんか? グランドスラムをあと5つ、10個取りたいとか、すぐNo.1になりたいとか。マスターズシリーズ7つとローランギャロスをふたつ、19歳で取るというのは非常にいいですよね。失礼、20歳で。
N:うん、いい記録だよね。マスターズシリーズ7つ持ってるのはすごくいいし、グランドスラム2つもすごくいいよね。でも、そう、僕は自分のゲームを進歩させることしか考えてないんだ。もしゲームを進歩させ続けて、トップの位置にい続けられたら、もっと多くのタイトル、重要なタイトルを取るチャンスがある。それが僕の目標なんだ。もちろん、これみたいなタイトルを取り続けることも僕の目標だよ。それと、グランドスラムをもうひとつ取りたいんだ。
Q:今日観客に話すのは緊張した?8ヶ月、9ヶ月話してなかったですね。
N:緊張しなかったよ。でも時々はね。モンテカルロやバルセロナ、ローマで優勝してスピーチをした時は、スピーチを憶えてて、ちょっとだけ中味を変えて・・・(笑)でも今は・・・
Q:今日勝ってほっとした?
N:いや、そんなことないよ。だってコートでもずっとこんな風にいい気分だった。タイトルの後じゃなくてね。いいプレーができた。何も問題はないよ。